近年、テクノロジーの進化とともに私たちのエンターテイメントの形は大きく変わりつつあります。その中でも特に注目を集めているのが、仮想現実の世界に深く没入できる「VRゲーム」です。かつてはSF映画の中の未来技術とされていたVRも、今や家庭で手軽に楽しめる時代となりました。
この記事では、VRゲームの世界にこれから足を踏み入れようとしている初心者の方から、すでにVRヘッドセットを持っているけれど次にプレイする名作を探している経験者の方まで、幅広い層に向けてVRゲームの魅力を徹底的に解説します。
VRゲームとは一体何なのか、その基本的な仕組みから、従来のゲームとは一線を画す圧倒的な魅力、そしてVRゲームを始めるために必要な機材やその選び方まで、網羅的にご紹介。さらに、現在主流となっている3つの主要プラットフォーム「Meta Quest」「PlayStation VR2」「PCVR(SteamVR)」それぞれに対応した、絶対ハマるおすすめのゲームを合計60本厳選しました。
この記事を最後まで読めば、あなたにぴったりのVRゲームが見つかり、まるで別世界にいるかのような、これまでにない驚きと興奮に満ちたゲーム体験への第一歩を踏み出せるはずです。さあ、仮想現実への扉を開き、無限に広がる冒険の世界へ旅立ちましょう。
目次
VRゲームとは?
VRゲームとは、VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)技術を活用して、プレイヤーがまるでゲームの世界に実際に入り込んでいるかのような体験ができるゲームのことです。「仮想現実」と訳されるこの技術は、専用のVRヘッドセット(VRゴーグル)を装着することで、視覚と聴覚を360度覆い、プレイヤーを現実世界から切り離されたデジタル空間へと誘います。
従来のゲームがテレビやモニターといった「画面の向こう側」で繰り広げられる世界をコントローラーで操作するのに対し、VRゲームはプレイヤー自身がその世界の中心に存在します。目の前には広大な景色が広がり、手を伸ばせばゲーム内のオブジェクトに触れることができ、振り向けば背後の様子を直接確認できます。この「そこにいる」という感覚(プレゼンス)こそが、VRゲームを他のあらゆるゲームと区別する最大の特徴です。
この革新的な体験は、いくつかの基幹技術によって支えられています。まず、VRヘッドセットに内蔵されたセンサーが頭の動きを検知する「ヘッドトラッキング」機能。これにより、プレイヤーが顔を向けた方向に合わせてゲーム内の視界がリアルタイムで追従します。さらに、より高度な「ポジショナルトラッキング(6DoF: Six Degrees of Freedom)」技術を備えたヘッドセットでは、頭の回転(左右、上下、傾き)だけでなく、空間内での移動(前後、左右、上下)もトラッキングされます。これにより、プレイヤーは仮想空間内を実際に歩き回ったり、障害物を避けたり、覗き込んだりといった、より直感的なアクションが可能になります。
操作方法も大きく異なります。両手に持つ専用のモーションコントローラーは、手や腕の動きを正確に追跡します。ゲーム内で剣を振る、銃を構える、ボールを投げるといった動作は、ボタンを押すのではなく、プレイヤーが現実世界で実際に行う動きとほぼ同じです。この身体とゲーム内でのアクションが直結する「身体性」が、これまでにないリアルな操作感と没入感を生み出しているのです。
VRゲームの歴史を振り返ると、1990年代にも一度ブームがありましたが、当時は技術的な限界から高価で性能も低く、一般に普及するには至りませんでした。しかし、2010年代に入り、Oculus Rift(後のMeta Questの前身)の登場を皮切りに、技術は飛躍的に進化。解像度やリフレッシュレートの向上、トラッキング精度の改善、そしてPCに接続しなくても単体で動作する「スタンドアローン型」VRヘッドセットの登場により、VRゲームはかつてないほど手軽で高品質なエンターテイメントへと変貌を遂げました。
現在、VRゲーム市場は急速に拡大しており、アクション、アドベンチャー、RPG、シミュレーション、スポーツ、ソーシャルコミュニケーションまで、あらゆるジャンルのタイトルが日々リリースされています。それはもはや単なる目新しいガジェットではなく、ゲームというメディアの表現力を根底から覆し、全く新しい体験を創造するプラットフォームとして確固たる地位を築きつつあります。本記事では、そんな奥深いVRゲームの世界を存分に味わうための道しるべとなる情報をお届けします。
VRゲームの魅力
VRゲームがなぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか、その魅力は多岐にわたります。単に映像が3Dになるというだけではありません。それは、ゲームとの関わり方そのものを変えてしまう、根源的な体験の変革です。ここでは、VRゲームが持つ3つの大きな魅力について、それぞれを深く掘り下げていきましょう。
圧倒的な没入感で世界に入り込める
VRゲームの最大の魅力、それは「圧倒的な没入感」に他なりません。VRヘッドセットを装着した瞬間、あなたの視界は360度すべてがゲームの世界に置き換わります。現実世界の部屋の風景は消え、目の前にはファンタジー世界の雄大な自然、未来都市の摩天楼、あるいは不気味な廃墟が広がります。
この没入感は、いくつかの要素が複合的に作用することで生まれます。
第一に、「視界の完全な占有」です。テレビやモニターでゲームをプレイしているとき、私たちの視界の片隅には常に部屋の壁や家具、自分の手元などが映り込んでいます。これは無意識のうちに「これは画面の中の出来事だ」という認識を補強してしまいます。しかしVRでは、視界が完全にゲーム映像で覆われるため、現実世界からの視覚情報が遮断されます。これにより、脳はゲームの世界を「今いる場所」として認識しやすくなるのです。
第二に、「リアルなスケール感」です。VR空間内のオブジェクトは、現実世界と同じ縮尺で表現されます。モニター越しに見ていた巨大なドラゴンが、VRでは本当に見上げるほどの大きさで目の前に迫り、その翼の風圧さえ感じられるかのような錯覚に陥ります。高層ビルの屋上の端に立ったときの足がすくむ感覚や、狭い洞窟を進むときの圧迫感は、VRでなければ決して味わえないリアルな体験です。
第三に、「立体音響(3Dオーディオ)」の存在です。多くのVRゲームでは、音の聞こえ方も現実世界を忠実に再現しています。右後方で物音がすれば、その方向から音が聞こえ、遠くで鳴る教会の鐘はかすかに、近くを飛ぶヘリコプターの爆音は頭上で轟きます。この立体的な音響効果が視覚情報と組み合わさることで、空間の認識がより強固になり、「そこにいる」という感覚、すなわち「プレゼンス」が劇的に高まるのです。
これらの要素が組み合わさることで、プレイヤーはもはやゲームを「プレイしている」のではなく、ゲームの世界を「訪れている」という感覚になります。物語の登場人物になったかのように感情移入し、ホラーゲームでは本物の恐怖に叫び声を上げ、美しい景色には思わず息を呑む。VRは、あなたを物語の傍観者から当事者へと変える、究極の没入体験を提供するメディアなのです。
まるで現実のような新しいゲーム体験
VRゲームがもたらすのは、単なる没入感だけではありません。ゲームの遊び方そのものを根本から変える、新しい体験がそこにはあります。従来のコントローラーを使った「ボタン操作」から、自分自身の体を動かす「身体操作」へと移行することで、ゲームとのインタラクションがより直感的でリアルなものになります。
例えば、アクションゲームを考えてみましょう。従来のゲームでは「Aボタンで剣を振る」「R2トリガーで銃を撃つ」といった抽象的な操作が基本でした。しかしVRでは、実際に腕を振ることで剣を操り、コントローラーを銃のように構えて狙いを定め、引き金を引くのです。盾で敵の攻撃を物理的に受け止め、物陰に実際に身をかがめて銃弾を避ける。これらの動作は、あなたの身体的なスキルや反射神経が直接ゲームの結果に結びつくことを意味します。
パズルやアドベンチャーゲームにおいても、その体験は一変します。謎を解くために、あなたはコントローラーでカーソルを動かすのではなく、自分の手でレバーを引き、ダイヤルを回し、壁に隠されたスイッチを押します。散らかった部屋の中から鍵を探すために、実際に引き出しを開け、本をどかし、箱を持ち上げて中を覗き込むのです。この物理的なインタラクションは、謎解きのプロセスそのものを楽しくし、正解にたどり着いた時の達成感を何倍にも増幅させます。
さらに、VRは全く新しいジャンルのゲームも生み出しました。その代表格が「ソーシャルVR」です。アバターを介して世界中の人々と仮想空間で集まり、会話をしたり、ゲームをしたり、イベントに参加したりすることができます。身振り手振りを交えたコミュニケーションは、テキストチャットやビデオ通話とは比較にならないほどの臨場感があり、まるで本当に友人と会っているかのような感覚を味わえます。
これらの「新しいゲーム体験」は、プレイヤーにこれまでにない自由度と創造性をもたらします。決められた攻略法をなぞるだけでなく、自分自身の身体能力や発想力を駆使して、思いもよらない方法で困難を乗り越えることができるかもしれません。VRゲームは、あなたの身体そのものを究極のコントローラーに変え、ゲームの世界と直接対話する喜びを教えてくれるのです。
自宅で体を動かして運動不足を解消できる
VRゲームの魅力として、近年特に注目されているのが「フィットネス効果」です。ゲームに夢中になっているうちに、知らず知らずのうちに汗だくになり、楽しみながら運動不足を解消できる。これは、VRならではの大きなメリットと言えるでしょう。
この「エクサゲーム(エクササイズ+ゲーム)」あるいは「VRフィットネス」と呼ばれるジャンルは、VRの身体性と非常に相性が良い分野です。代表的なのは、音楽に合わせて飛んでくるブロックを光る剣で斬り裂くリズムゲームや、リアルな対戦相手と打ち合うボクシングゲーム、無数の敵を剣や弓でなぎ倒していくアクションゲームなどです。
なぜVRゲームが運動になるのでしょうか。その理由は、多くのアクティブなゲームが全身運動を要求するからです。例えば、リズムゲームでは、左右から迫るオブジェクトに対応するために素早く腕を動かすだけでなく、壁のような障害物を避けるためにスクワットをしたり、左右にステップを踏んだりする必要があります。ボクシングゲームでは、パンチを繰り出すだけでなく、相手の攻撃をダッキングやウィービングで避ける動作が不可欠です。これらの動きは、心拍数を上昇させ、かなりのカロリーを消費します。
しかし、最も重要な点は「楽しさ」が運動の辛さを忘れさせてくれることです。単調な筋力トレーニングやランニングは、意志の力がないと長続きしにくいものです。しかしVRゲームでは、ハイスコアを目指したり、強敵を倒したり、美しい音楽に身を任せたりといったゲームとしての目標や楽しさがモチベーションとなり、「運動している」という意識なく体を動かし続けることができます。これはゲーミフィケーションの究極的な形であり、運動が苦手な人でも継続しやすいという大きな利点があります。
実際に、VRゲームの運動効果に関する研究も進んでおり、多くのタイトルが特定の運動(例えばテニスやボクシング)と同程度のカロリー消費量を持つことが示されています。参照:Virtual Reality Institute of Health and Exercise
自宅で、天候に左右されることなく、誰にも見られずに思いっきり体を動かせる。VRゲームは、運動不足やストレスの解消、ダイエットなどを目指す人々にとって、非常に効果的で楽しいソリューションとなり得るのです。ゲームをクリアした達成感とともに、心地よい疲労感と健康的なライフスタイルを手に入れる。これもまた、VRゲームが提供する素晴らしい価値の一つです。
VRゲームを始めるために必要なもの
魅力あふれるVRゲームの世界に飛び込むためには、いくつかの専用機材を揃える必要があります。ここでは、VR体験の核となる「VRヘッドセット」と、それを動作させるための「対応ハードウェア」について、それぞれの種類と特徴を詳しく解説します。
VRヘッドセット(VRゴーグル)
VRヘッドセットは、VRゲームをプレイするための最も重要なデバイスです。頭に装着し、目元を覆うことで視覚と聴覚を仮想世界に没入させます。現在、市場には様々な種類のVRヘッドセットが存在しますが、大きく分けて以下の3つのタイプに分類できます。それぞれの特徴を理解し、自分のプレイスタイルや予算に合ったものを選ぶことが大切です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 代表的な機種 |
---|---|---|---|---|
スタンドアローン型 | PCやゲーム機不要で、ヘッドセット本体だけで動作する。 | ・手軽に始められる ・ケーブルがなく自由度が高い ・比較的安価 ・場所を選ばない |
・PC接続型に比べ処理性能が劣る ・グラフィック品質に制限がある |
Meta Quest 3, Meta Quest 2 |
PC接続型 | 高性能なゲーミングPCに有線または無線で接続して使用する。 | ・最高のグラフィックとパフォーマンス ・対応ゲームタイトルが非常に豊富 ・高度なトラッキング性能 |
・高価なゲーミングPCが別途必要 ・セットアップが複雑な場合がある ・有線接続の場合はケーブルが邪魔になる |
Valve Index, HTC Vive Pro 2 |
家庭用ゲーム機接続型 | 特定の家庭用ゲーム機(PlayStation 5)に接続して使用する。 | ・高品質な専用タイトルが楽しめる ・セットアップが比較的容易 ・ハードウェア独自の機能(触覚フィードバック等) |
・対応するゲーム機本体が必須 ・対応機種やプラットフォームが限定的 |
PlayStation VR2 |
スタンドアローン型
現在最も主流で、初心者の方に特におすすめなのがスタンドアローン型VRヘッドセットです。代表的な機種は「Meta Quest 3」や「Meta Quest 2」です。
このタイプの最大の利点は、その手軽さとケーブルからの解放です。高価なゲーミングPCやゲーム機を必要とせず、ヘッドセット本体とコントローラーだけでVRゲームを始めることができます。電源を入れ、Wi-Fiに接続すれば、すぐに内蔵ストアからゲームをダウンロードしてプレイ可能です。ケーブルが存在しないため、体を回転させたり、広いスペースを動き回ったりするゲームでも、ケーブルが絡まる心配なく、ストレスフリーで楽しめます。
近年では性能も大幅に向上しており、多くの人気タイトルや高品質なゲームがスタンドアローン型でプレイできます。また、最新機種の「Meta Quest 3」では、MR(Mixed Reality:複合現実)機能が大幅に強化されており、現実の部屋の風景に仮想のオブジェクトを重ねて表示するような、新しい遊び方も可能になっています。
手軽にVRの世界を体験してみたい方、ケーブルの煩わしさから解放されたい方、家族や友人と気軽に楽しみたい方にとって、スタンドアローン型は最適な選択肢と言えるでしょう。
PC接続型
最高のグラフィック品質とパフォーマンスを追求するなら、PC接続型(PCVR)が選択肢となります。「Valve Index」や「HTC Vive Pro 2」などがこのタイプに分類されます。
このタイプのヘッドセットは、高性能なゲーミングPCの処理能力を利用して動作します。そのため、スタンドアローン型では再現が難しい、極めて精細でリアルなグラフィックや、複雑な物理演算を駆使したゲーム体験が可能になります。PCゲームの巨大プラットフォームである「Steam」には、PCVR専用の高品質な大作ゲームが数多く存在し、これがPCVRの大きな魅力となっています。
また、「Valve Index」のように、指の動き一本一本までトラッキングできる高性能なコントローラーや、より広い範囲の動きを正確に捉える外部センサー(ベースステーション)を使用するモデルもあり、没入感を極限まで高めることができます。
ただし、導入にはハイスペックなゲーミングPC(特に高性能なグラフィックボードが重要)が別途必要となり、全体的なコストは高額になります。また、セットアップがやや複雑で、有線接続の場合はプレイ中にケーブルの存在を意識する必要があります。最高のVR体験を求めるヘビーゲーマーや、特定のPCVR専用タイトルをプレイしたい方におすすめのタイプです。
家庭用ゲーム機接続型
PlayStation 5(PS5)を所有しているユーザーにとっての有力な選択肢が、家庭用ゲーム機接続型です。現行機種はソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR2 (PS VR2)」です。
PS VR2は、PS5の強力な描画性能を活かすことを前提に設計されており、家庭用ゲーム機とは思えないほど高品質で美しいグラフィックのVRゲームを楽しめます。また、PS VR2には独自の魅力的な機能が多数搭載されています。例えば、プレイヤーの視線を検知する「アイトラッキング」、特定の場面でヘッドセット自身が振動する「ヘッドセットフィードバック」、そしてコントローラーのトリガーボタンに抵抗力がかかる「アダプティブトリガー」などです。これらの機能に対応したゲームでは、他のプラットフォームでは味わえない、臨場感あふれる体験が可能です。
導入はPS5本体にケーブル一本で接続するだけで、PCVRに比べて比較的簡単です。すでにPS5を持っている方や、PlayStation独占の魅力的なVRタイトル(『Horizon Call of the Mountain』など)をプレイしたい方にとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
対応するハードウェア
VRヘッドセットを選ぶと同時に、それを動かすための母艦となるハードウェアについても理解しておく必要があります。
ゲーミングPC
PC接続型のVRヘッドセットを快適に動作させるためには、一定以上のスペックを持つゲーミングPCが不可欠です。VRゲームは非常に高い処理能力を要求するため、一般的な事務用や動画視聴用のPCでは動作しません。
重要なパーツは以下の通りです。
- GPU(グラフィックボード): VRゲームの快適さを最も左右するパーツです。NVIDIA GeForce RTX 3060 / AMD Radeon RX 6600 XT以上が推奨されることが多いですが、より高画質で楽しむならRTX 4070やRX 7800 XTといった、さらに高性能なモデルが望ましいです。
- CPU: GPUの性能を最大限に引き出すため、Intel Core i5-12400 / AMD Ryzen 5 5600X以上の性能が目安となります。
- メモリ (RAM): 最低でも16GBは必須です。32GBあると、より安定した動作が期待できます。
- ストレージ: ゲームのインストール先となるため、読み込み速度の速いSSD(ソリッドステートドライブ)が推奨されます。
各VRゲームやヘッドセットには「最低要件」と「推奨要件」が記載されています。快適なプレイを目指すなら、必ず「推奨要件」をクリアするスペックのPCを準備しましょう。
PlayStation 5
PlayStation VR2をプレイするためには、PlayStation 5(PS5)本体が必須です。ディスクドライブを備えた通常モデル、ドライブのないデジタル・エディションのどちらでも問題なく使用できます。PS4ではPS VR2は動作しないため注意が必要です。
過去には品薄で入手が困難な時期もありましたが、現在は供給も安定し、以前よりは入手しやすくなっています。PS VR2の購入を検討している方は、まずPS5本体を確保することが第一歩となります。
自分に合ったVRゲームの選び方
数多くのVRゲームの中から、自分にとって最高の1本を見つけ出すのは、楽しいながらも悩ましい作業です。ここでは、膨大な選択肢を絞り込み、自分にぴったりのゲームと出会うための3つの選び方のポイントを解説します。
対応するVRヘッドセットで選ぶ
最も基本的で重要なのが、自分が持っている(あるいは購入予定の)VRヘッドセットに対応しているかどうかを確認することです。VRゲームは、特定のプラットフォーム向けに配信されているため、どのヘッドセットでもすべてのゲームが遊べるわけではありません。
主要なゲーム配信プラットフォームは以下の通りです。
- Meta Quest Store: スタンドアローン型のMeta Questシリーズ(Quest 3, Quest 2など)向けの公式ストアです。ヘッドセット内から直接、またはスマートフォンのMeta Questアプリからゲームを購入・ダウンロードできます。Questシリーズで手軽に遊びたい場合は、まずこのストアのラインナップをチェックするのが基本となります。
- PlayStation Store: PlayStation VR2(PS VR2)向けの公式ストアです。PS5本体からアクセスし、ゲームを購入・ダウンロードします。PS VR2でしか遊べない独占タイトルや、PS VR2の独自機能(アイトラッキング、ヘッドセットフィードバック等)に完全対応したゲームが揃っています。
- SteamVR: PC接続型VR(PCVR)における最大のプラットフォームです。PCゲーム配信サービス「Steam」内で提供されており、Valve Index、HTC Viveシリーズ、そしてMeta Questシリーズ(PCと接続した場合)など、非常に多くのVRヘッドセットに対応しています。グラフィックがリッチな大作や、尖ったアイデアのインディーゲームなど、最も多様で膨大な数のタイトルが見つかります。
- その他のストア: 上記以外にも、HTCが運営する「VIVEPORT」や、「PICO Store」(PICOシリーズ向け)など、メーカー独自のストアも存在します。
Meta Questシリーズを持っているユーザーは、PCと接続(有線はQuest Link、無線はAir Link)することでSteamVRのゲームもプレイ可能です。これにより、手軽なスタンドアローンゲームと、高性能なPCVRゲームの両方を楽しめるため、非常に幅広い選択肢を持つことができます。
まずは自分のハードウェア環境を確定させ、そのプラットフォームで提供されているゲームの中から探していくのが、効率的な選び方の第一歩です。
遊びたいゲームのジャンルで選ぶ
自分の好みのジャンルからゲームを探すのも、王道かつ効果的な選び方です。VRゲームは多種多様なジャンルに広がっており、それぞれに異なる魅力があります。
- アクション: 剣や魔法、銃を駆使して敵と戦う、最もVRらしさを体感できるジャンルの一つ。体を動かす爽快感を求める方や、ファンタジーやSFの世界でヒーローになりきりたい方におすすめです。『Beat Saber』のようなリズムアクションもここに含まれます。
- アドベンチャー/パズル: 壮大な物語を体験したり、頭を使って謎を解いたりするジャンル。美しい世界観にじっくり浸りたい方や、パズルや脱出ゲームが好きな方に向いています。『Moss』や『The Room VR』などが代表的です。
- RPG(ロールプレイングゲーム): 自分が主人公となり、広大な世界を冒険しながらキャラクターを成長させていくジャンル。何十時間ものめり込めるような、深いゲーム体験をしたい方におすすめです。『Asgard’s Wrath 2』や『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』などがあります。
- シューティング(FPS): リアルな銃撃戦を体験できるジャンル。一人で黙々と敵を倒していくものから、オンラインで他のプレイヤーとチームを組んで戦うものまで様々です。ミリタリーやサバイバルホラーが好きな方、対戦の駆け引きを楽しみたい方に最適です。『Population: ONE』や『Pavlov』が人気です。
- シミュレーション: 飛行機の操縦、レースカーの運転、あるいは様々な職業をリアルに体験するジャンル。リアリティを追求したい方や、特定の分野に強い興味がある方におすすめ。『グランツーリスモ7』や『Microsoft Flight Simulator』などが究極の体験を提供します。
- スポーツ: 卓球、ゴルフ、ボクシング、釣りなどを驚くほどリアルに再現したジャンル。天候を気にせず、自宅で手軽にスポーツを楽しみたい方や、友人との対戦で盛り上がりたい方にぴったりです。『Eleven Table Tennis』や『Walkabout Mini Golf』は定番の人気を誇ります。
- ソーシャルVR: 世界中の人々とアバターを介してコミュニケーションを取ることを主目的としたプラットフォーム。ゲームを遊ぶだけでなく、おしゃべりしたり、イベントに参加したりと、自由な過ごし方ができます。新しい出会いや交流を求めるなら『VRChat』が代表格です。
自分が普段どんな映画や本、ゲームが好きなのかを考えてみると、VRで体験したいジャンルもおのずと見えてくるでしょう。
プレイ人数で選ぶ
VRゲームを一人でじっくり楽しみたいのか、それとも他の誰かと一緒に遊びたいのかによっても、選ぶべきゲームは変わってきます。
- シングルプレイ: 一人で遊ぶことに特化したゲームです。作り込まれたストーリーや世界観に、誰にも邪魔されることなく没入できるのが最大の魅力です。重厚な物語を体験したい、自分のペースで謎解きや探索を進めたい、という方にはシングルプレイ専用のゲームがおすすめです。多くのRPGやアドベンチャーゲームがこれにあたります。
- マルチプレイ: 友人や世界中のプレイヤーと一緒に遊べるゲームです。マルチプレイには大きく分けて2つのタイプがあります。
- 協力プレイ(Co-op): 仲間とチームを組み、共通の目標(強大なボスの討伐、ダンジョンの攻略など)に向かって力を合わせるモードです。気の合う仲間との連携が成功した時の達成感は格別です。『Demeo』や『The Walking Dead: Saints & Sinners』の協力モードなどが人気です。
- 対戦プレイ(PvP): 他のプレイヤーとスキルを競い合うモードです。シューティングゲームやスポーツゲームに多く見られます。自分の腕を磨き、勝利を目指す緊張感と興奮を味わいたい方におすすめです。『Population: ONE』や『Contractors』は代表的な対戦ゲームです。
VRでのマルチプレイは、同じ空間にいるかのような臨場感があるため、従来のオンラインゲーム以上に一体感やコミュニケーションの楽しさを感じられます。 家族や友人と一緒にVRを始めるなら、マルチプレイに対応したゲームを一本持っておくと、楽しみ方が大きく広がるでしょう。
これらの3つのポイント「対応ヘッドセット」「ジャンル」「プレイ人数」を軸に考えることで、数あるVRゲームの中から、あなたの興味や環境に最もマッチした一本を効率的に見つけ出すことができるはずです。
【Meta Quest 3/2対応】おすすめVRゲーム30選
PC不要で手軽に高品質なVR体験ができるMeta Questシリーズ。ここでは、数あるQuestタイトルの中から、ジャンルも様々に、初心者からベテランまで誰もが楽しめる傑作・名作を30本厳選して紹介します。
(参照:Meta Quest Store)
① Beat Saber
もはや説明不要のVRリズムゲームの金字塔。飛んでくるノーツを音楽に合わせて両手のライトセーバーで斬り、壁を身をかがめて避ける。シンプルながら奥深く、全身を使う爽快感は抜群。運動不足解消にも最適で、VRを買ったらまずプレイすべき一本です。
- ジャンル:リズム、音楽、アクション
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
② Asgard’s Wrath 2
100時間超えのプレイボリュームを誇る、スタンドアローンVRゲームの常識を覆した超大作アクションRPG。プレイヤーは神となり、エジプト神話をモチーフにした広大な世界を冒険します。壮大なストーリー、爽快なアクション、探索やパズルなど、あらゆる要素が高次元でまとまっています。
- ジャンル:アクション、RPG、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり(音声は英語)
③ The Walking Dead: Saints & Sinners
人気ドラマ「ウォーキング・デッド」の世界を舞台にしたサバイバルホラー。限られた資源を集め、武器を作り、迫りくるウォーカー(ゾンビ)や敵対的な人間と戦います。リアルな物理演算に基づいた戦闘は緊張感満点。VRホラーの最高峰と名高い作品です。
- ジャンル:アクション、ホラー、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
④ SUPERHOT VR
「自分が動くときだけ、時間が進む」という革新的なシステムが特徴のFPSパズルアクション。周囲の時間が止まっている間に状況を把握し、最適な行動を計画して敵を倒します。マトリックスのようなスタイリッシュなアクションを、誰でも簡単に体験できます。
- ジャンル:アクション、シューティング、パズル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑤ Moss: Book II
美しい絵本のような世界を冒険するアクションアドベンチャーの続編。プレイヤーは守護神として、小さなネズミの騎士「クイル」を導きます。愛らしいキャラクター、緻密に作り込まれたジオラマのようなステージ、心温まるストーリーが高く評価されています。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー、パズル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑥ Population: ONE
VRバトルロイヤルゲームの決定版。高所からの滑空、壁のクライミングなど、VRならではの垂直方向への自由な移動が特徴。仲間と連携し、最後の1チームになるまで戦い抜きます。定期的なアップデートで常に新鮮な体験が提供されます。
- ジャンル:シューティング、アクション、バトルロイヤル
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑦ DYSCHRONIA: Chronos Alternate
東京クロノス、アルトデウスで知られる日本のスタジオが手掛けたVR捜査アドベンチャー。プレイヤーは過去に触れる能力を使い、”起こるはずのなかった犯罪”の謎を追います。引き込まれるストーリーと魅力的なキャラクターで高い評価を得ています。
- ジャンル:アドベンチャー、パズル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑧ Among Us VR
宇宙を舞台にした大人気の人狼系ゲーム「Among Us」のVR版。クルー(市民)とインポスター(人狼)に分かれ、タスクをこなしたり、議論を交わしたりします。VRになることで、原作の疑心暗鬼やスリルが格段に増しています。
- ジャンル:ソーシャル、パーティー、カジュアル
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑨ The Room VR: A Dark Matter
精巧なギミックが詰まった箱の謎を解き明かしていく、人気パズルゲームシリーズのVR作品。不気味で美しい世界観と、触れる、回す、覗き込むといったVRならではの直感的な操作が融合し、極上の謎解き体験を提供します。
- ジャンル:パズル、脱出ゲーム、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑩ I Expect You To Die 3
スパイ映画の主人公になりきり、絶体絶命のピンチを切り抜ける脱出パズルゲーム。ユーモアあふれるシチュエーションと、試行錯誤の末に活路を見出す達成感が魅力。初心者でも楽しめる、VRパズルゲームの入門としても最適です。
- ジャンル:パズル、脱出ゲーム、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑪ VRChat
世界最大級のソーシャルVRプラットフォーム。無数のユーザー作成ワールドを訪れたり、自分のアバターで他のユーザーと交流したり、遊び方は無限大。VRにおけるもう一つの現実とも言える場所で、新たなコミュニケーションを体験できます。
- ジャンル:ソーシャル、コミュニケーション
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり(UI)
⑫ Eleven Table Tennis
物理演算にこだわり抜いた、驚くほどリアルな卓球シミュレーター。実際の卓球と同じ感覚でドライブやカットを繰り出せます。世界中のプレイヤーとのオンライン対戦は熱中度が高く、eスポーツとしても人気を博しています。
- ジャンル:スポーツ、シミュレーション
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑬ Walkabout Mini Golf
美しいロケーションでパターゴルフを楽しめる、リラックス系スポーツゲームの決定版。操作は直感的で誰でもすぐに楽しめます。友人とのんびりおしゃべりしながらラウンドするのは、至福の時間です。追加コースも豊富に用意されています。
- ジャンル:スポーツ、カジュアル、ソーシャル
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑭ Pistol Whip
音楽に合わせて現れる敵を銃で撃ち倒していく、オンレール式のVRシューティング。リズムゲームとガンアクションが融合したような独特のゲームプレイが特徴。映画のガンアクションシーンに入り込んだかのような、スタイリッシュな体験ができます。
- ジャンル:アクション、シューティング、音楽
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑮ Bonelab
物理演算をとことん追求した実験的なサンドボックスアクション。リアルな物理法則に基づいた世界で、様々なオブジェクトや武器を使い、自由な発想で遊ぶことができます。ストーリーモードに加え、MODにも対応しており、遊びの幅は無限に広がります。
- ジャンル:アクション、サンドボックス、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:なし
⑯ Red Matter 2
冷戦時代のアナザーワールドを舞台にした、SFパズルアドベンチャー。息を呑むほど美しいグラフィックは、スタンドアローン型VRゲームの限界を押し広げたと評されています。重厚なストーリーと、手応えのあるパズルが楽しめます。
- ジャンル:アドベンチャー、パズル、SF
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑰ Into the Radius
不気味な現象が多発する謎の領域「ラディウス」を探索する、シングルプレイ専用のサバイバルシューター。リアルさを追求した銃の操作やアイテム管理が特徴で、常に死と隣り合わせの緊張感あふれる探索が味わえます。
- ジャンル:シューティング、サバイバル、ホラー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑱ Resident Evil 4 VR
サバイバルホラーの金字塔『バイオハザード4』をVR向けにフルリメイクした作品。原作の面白さはそのままに、VRならではの直感的な操作で、武器のリロードやナイフでの戦闘が格段にリアルになりました。名作が新たな恐怖とともに蘇ります。
- ジャンル:アクション、ホラー、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑲ The Light Brigade
ローグライク要素を取り入れたシングルプレイ専用のFPS。プレイヤーは光の旅団の一員となり、第二次世界大戦を彷彿とさせる銃器と光の魔法を駆使して、闇に堕ちた世界を浄化するために戦います。死ぬたびに強くなるリプレイ性の高さが魅力です。
- ジャンル:シューティング、ローグライク、アクション
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑳ The Last Clockwinder
巨大な樹の中に広がる工房で、自分の動きを記録・再生するロボットたちを使い、様々な作物を収穫・加工していくオートメーションパズルゲーム。心温まるストーリーと、自分の分身が増えていく独創的なゲームプレイが楽しめます。
- ジャンル:パズル、シミュレーション
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
㉑ Ghost of Tabor
リアルさとハードコアさを追求した、脱出シューター(タルコフ系)VRゲーム。プレイヤーは廃墟と化した島で装備や物資を集め、他のプレイヤーやNPCと戦いながら、生きて脱出することを目指します。高い緊張感と達成感が味わえます。
- ジャンル:シューティング、サバイバル、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉒ Until You Fall
ネオン煌めくファンタジー世界を舞台にした、ローグライク剣戟アクション。両手に持った武器で敵の攻撃を受け流し、隙を突いて攻撃するハイスピードな戦闘が特徴。BGMも秀逸で、アドレナリン全開のバトルに没頭できます。
- ジャンル:アクション、ローグライク、ファンタジー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
㉓ Contractors
リアル系の挙動とアーケードゲームのテンポ感を両立させた、競技性の高いマルチプレイFPS。様々なルールでのオンライン対戦や、フレンドとの協力プレイが楽しめます。豊富なMOD(ユーザー作成コンテンツ)にも対応しており、長く遊べる一本です。
- ジャンル:シューティング、アクション、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉔ Demeo
テーブルトークRPGの体験をVRで再現した協力型ダンジョンクローラー。プレイヤーは戦士や魔法使いなどのヒーローとなり、仲間と協力してサイコロを振り、スキルを駆使してモンスターが巣食うダンジョンを攻略します。友人たちと集まってボードゲームを囲む楽しさが味わえます。
- ジャンル:RPG、ボードゲーム、ストラテジー
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉕ Zenith: The Last City
サイバーパンクとファンタジーが融合した世界を舞台にしたVRMMORPG。広大なオープンワールドを自由に飛び回り、クエストをこなし、他のプレイヤーと共に巨大なボスに挑みます。MMORPGならではの冒険とコミュニティの楽しさをVRで体験できます。
- ジャンル:MMORPG、アクション、アドベンチャー
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉖ A Township Tale
中世ファンタジーの世界で、他のプレイヤーと協力しながら村を発展させていくソーシャルサバイバルRPG。鍛冶屋、木こり、鉱夫など様々な職業に就き、素材を集めて道具や建物をクラフトします。スローライフな共同生活を楽しみたい人におすすめ。
- ジャンル:RPG、サンドボックス、ソーシャル
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:なし
㉗ Green Hell VR
アマゾンの過酷なジャングルで生き延びる、リアルなサバイバルシミュレーター。食料や水の確保はもちろん、ケガの治療や危険な野生動物との対峙など、極限状況でのサバイバルを体験できます。ストーリーモードも実装されています。
- ジャンル:サバイバル、アドベンチャー、シミュレーション
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉘ Little Cities
ジオラマのような島々で、自分だけの街を創造していく街づくりシミュレーション。直感的な操作で道路を引き、建物を配置し、住民が幸せに暮らせる街へと発展させていきます。リラックスした雰囲気で、箱庭作りを楽しみたい人に最適です。
- ジャンル:シミュレーション、街づくり、カジュアル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
㉙ Swords of Gargantua
最大4人のオンライン協力プレイが可能な剣戟アクションRPG。100以上のステージが待ち受けるダンジョンを、仲間と共に攻略します。VRならではのリアルな剣での戦いは、パリィ(受け流し)や連携が重要となり、歯ごたえのあるバトルが楽しめます。
- ジャンル:アクション、RPG、マルチプレイ
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
㉚ Cubism
禅のような落ち着いた雰囲気の中で、様々な形のブロックを組み合わせて指定された形を完成させる、ミニマルな3Dパズルゲーム。シンプルながらも頭を使い、徐々に難しくなる問題に没頭できます。休憩時間やリラックスしたい時にぴったりです。
- ジャンル:パズル、カジュアル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
【PlayStation VR2対応】おすすめVRゲーム15選
PS5のパワーとPS VR2独自の機能を最大限に活かした、高品質なVRゲームが揃っています。ここでは、PS VR2でしか味わえない独占タイトルや、決定版と言える移植作品など、珠玉の15本を紹介します。
(参照:PlayStation Store)
① Horizon Call of the Mountain
PS VR2のローンチを飾った、キラータイトルと呼ぶにふさわしい超大作アクションアドベンチャー。機械獣が闊歩する雄大な自然を、クライミングや弓矢を駆使して進みます。PS VR2の機能をフル活用した演出と、息を呑むほどの絶景は必見です。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
② グランツーリスモ7
リアルドライビングシミュレーターの最高峰が、無料アップデートでPS VR2に完全対応。コックピット視点でプレイすれば、まるで本当にサーキットでレースをしているかのような究極の没入感を体験できます。車の内装まで緻密に再現されたグラフィックは圧巻の一言。
- ジャンル:レース、シミュレーション
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
③ バイオハザード ヴィレッジ VRモード
サバイバルホラーの傑作『バイオハザード ヴィレッジ』の全編をVRでプレイできる無料DLC。イーサン・ウィンターズの視点となり、恐怖の村を探索します。PS VR2のハプティックフィードバックが恐怖を増幅させ、シリーズ屈指の没入感が味わえます。
- ジャンル:ホラー、アクション、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
④ Kayak VR: Mirage
美しい自然景観の中を、カヤックを漕いで進むリラックス系シミュレーション。リアルな水の挙動と、コントローラーでパドルを漕ぐ感覚が非常に心地よい作品です。世界中の絶景ポイントを巡ったり、レースでタイムを競ったりして楽しめます。
- ジャンル:シミュレーション、スポーツ、カジュアル
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑤ No Man’s Sky
無限に自動生成される宇宙を探索する、SFアドベンチャーゲーム。惑星に着陸して資源を集めたり、宇宙船で星々を旅したり、自分だけの基地を建設したりと、遊び方は自由自在。VRでプレイすることで、その広大な宇宙への没入感が飛躍的に高まります。
- ジャンル:アドベンチャー、サバイバル、SF
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑥ Pavlov
PCVRで絶大な人気を誇る、リアル系マルチプレイFPSのPS VR2版。リアルな銃のハンドリングやリロード操作が特徴で、チームデスマッチや爆弾設置など様々なルールで、緊張感あふれる対戦が楽しめます。
- ジャンル:シューティング、アクション、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑦ Humanity
プレイヤーは光り輝く柴犬となり、意思をなくした大群衆をゴールまで導く、独創的なアクションパズルゲーム。群衆を操り、道を切り開いていく様は圧巻。PS VR2でプレイすると、ジオラマのようなステージの中にいる感覚で、より深くゲームに没入できます。
- ジャンル:パズル、アクション
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑧ Star Wars: Tales from the Galaxy’s Edge
「スター・ウォーズ」の世界を舞台にしたアクションアドベンチャー。様々な時代やキャラクターの物語を追体験できます。ライトセーバーでの戦闘や、ドロイドとの交流など、ファンにはたまらない体験が詰まっています。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑨ Moss & Moss: Book II Bundle
Meta Questでも人気の高い傑作アクションアドベンチャー『Moss』とその続編『Moss: Book II』がセットになったバンドル。PS VR2の性能によってグラフィックやライティングが強化され、コントローラーのハプティクスにより、さらに没入感の高い体験が可能です。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー、パズル
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑩ テトリス エフェクト・コネクテッド
美しい映像と音楽に包まれながらテトリスをプレイする、共感覚(シナスタジア)パズルゲーム。PS VR2版ではアイトラッキングに対応し、目を閉じてから開くとゾーンに入れる新機能や、ヘッドセットとコントローラーのフィードバックで、究極の没入感を味わえます。
- ジャンル:パズル、音楽
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑪ The Light Brigade
闇に堕ちた世界を浄化する、シングルプレイ専用のローグライクFPS。Quest版でも人気ですが、PS VR2の美しいOLEDディスプレイとハプティックフィードバックにより、銃撃の感触や世界の雰囲気がよりダイレクトに伝わってきます。
- ジャンル:シューティング、ローグライク、アクション
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑫ Synapse
超能力と銃を駆使して戦う、スタイリッシュなローグライト・シューティング。PS VR2のアイトラッキングを使い、視線でオブジェクトを掴んで敵に投げつけるという革新的な操作が特徴。白黒の世界にスキルを使うと色が灯るアートスタイルも秀逸です。
- ジャンル:アクション、シューティング、ローグライト
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑬ Red Matter 2
Quest版でもそのグラフィックが高く評価されたSFパズルアドベンチャーが、PS VR2のパワーでさらに進化。4K解像度とHDRに対応し、息を呑むほどリアルで美しいビジュアルを実現。SFファン、パズルファンならずともプレイする価値のある一本です。
- ジャンル:アドベンチャー、パズル、SF
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑭ Before Your Eyes
プレイヤーの「まばたき」で物語が進行するという、極めて独創的なアドベンチャーゲーム。PS VR2のカメラがプレイヤーのまばたきを検知し、それによってシーンが切り替わり、主人公の人生を追体験します。心揺さぶる、忘れられない体験となるでしょう。
- ジャンル:アドベンチャー、ナラティブ
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑮ Puzzling Places
世界中の美しい場所やオブジェクトの、リアルな3Dスキャンモデルを組み立てる3Dジグソーパズル。リラックスできる環境音に包まれながら、自分のペースで楽しめます。シンプルながら時間を忘れて没頭できる、心地よいパズル体験を提供します。
- ジャンル:パズル、カジュアル、リラックス
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
【PCVR(SteamVR)対応】おすすめVRゲーム15選
ゲーミングPCのパワーを最大限に活かし、最高のグラフィックとパフォーマンスを誇るPCVRゲーム。ここでは、VRゲームの歴史に名を刻む不朽の名作から、尖った魅力を持つインディーゲームまで、SteamVRプラットフォームで遊べるおすすめの15本を紹介します。
(参照:Steam Store)
① Half-Life: Alyx
VRゲームの歴史を変えたとまで言われる、Valve制作の傑作アクションアドベンチャー。「ハーフライフ」シリーズの世界を舞台に、主人公アリックスとなって戦います。圧倒的なグラフィック、緻密な物理演算、練り込まれたストーリー、そのすべてが最高峰。PCVR環境があるなら、まずプレイすべき一本です。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
② Blade & Sorcery
物理演算ベースの中世ファンタジー剣戟サンドボックス。リアルな剣や魔法を使い、敵をなぎ倒していく爽快感が魅力。決められた攻略法はなく、プレイヤーの発想次第で様々な戦い方ができます。豊富なMOD(ユーザー作成コンテンツ)により、遊びの幅は無限大です。
- ジャンル:アクション、サンドボックス、ファンタジー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:なし(MODで日本語化可能)
③ Boneworks
『Bonelab』の前作にあたる、物理演算を極めたアクションアドベンチャー。リアルな物理法則が支配する世界で、あらゆるオブジェクトを武器や道具として利用し、謎を解き、敵と戦います。VRにおける物理インタラクションの可能性を世に知らしめた記念碑的作品です。
- ジャンル:アクション、アドベンチャー、サンドボックス
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:なし
④ The Elder Scrolls V: Skyrim VR
オープンワールドRPGの金字塔『スカイリム』の世界を、VRでまるごと体験できる作品。広大なタムリエルの地を自分の足で歩き、ドラゴンと戦い、冒険者として生きる体験は、原作ファンならずとも感動すること間違いなし。MODにも対応しており、無限に遊べます。
- ジャンル:RPG、オープンワールド、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑤ Pavlov VR
リアル系マルチプレイFPSの草分け的存在。リアルな銃の挙動とリコイル、手動でのリロードなど、ハードコアなゲームプレイが特徴。チームデスマッチやSearch and Destroyといった競技性の高いモードが人気で、活発なコミュニティが存在します。
- ジャンル:シューティング、アクション、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:なし
⑥ VRChat
Meta Questでも人気のソーシャルVRプラットフォームですが、PCVR版ではより高性能なアバターや、グラフィカルにリッチなワールドを体験できます。PCの性能を活かした大規模なイベントなども開催されており、ソーシャルVRを深く楽しむならPCVR版がおすすめです。
- ジャンル:ソーシャル、コミュニケーション
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり(UI)
⑦ Fallout 4 VR
核戦争後の荒廃した世界を舞台にした人気オープンワールドRPG『Fallout 4』のVR版。ボストンのウェイストランドを探索し、サバイバル生活を送る没入感は格別。V.A.T.S.システムもVR向けに再構築され、戦略的な戦闘が楽しめます。
- ジャンル:RPG、オープンワールド、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑧ Into the Radius
Questでも人気のハードコア・サバイバルシューター。PCVR版ではグラフィックが向上し、世界の不気味さや探索の緊張感がさらに増しています。PCの性能を活かした、より美麗で過酷な「ラディウス」での探索がプレイヤーを待っています。
- ジャンル:シューティング、サバイバル、ホラー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑨ H3VR (Hot Dogs, Horseshoes & Hand Grenades)
400種類を超える、驚くほどリアルに再現された銃器を自由に試せる究極の銃器シミュレーター。射撃場での試射から、ソーセージの姿をした敵と戦うミニゲームまで、遊び方は様々。銃器マニアにはたまらない一本です。
- ジャンル:シミュレーション、サンドボックス、シューティング
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:なし
⑩ VTOL VR
戦闘機のコックピットに乗り込み、リアルな操縦を体験できるフライトシミュレーター。全てのスイッチやボタンをVRコントローラーで直接操作する、没入感の高いシステムが特徴。ミッションをこなし、エースパイロットを目指します。
- ジャンル:シミュレーション、フライト
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:なし
⑪ Beat Saber
VRの代名詞的リズムゲームはPCVRでも定番。PCVR版の最大のメリットは、ユーザーが作成したカスタム曲(MOD)を導入できる点です。これにより、公式に収録されていない好きな曲でプレイすることが可能になり、遊びの幅が大きく広がります。
- ジャンル:リズム、音楽、アクション
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑫ Phasmophobia
最大4人で協力して幽霊調査を行う、協力型サイコホラー。温度計やビデオカメラなどの調査機器を駆使して、屋敷に潜む幽霊の種類を特定し、証拠を集めます。仲間とボイスチャットで連携しながら恐怖に立ち向かう体験は、VRでプレイするとスリル倍増です。
- ジャンル:ホラー、協力、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑬ The Walking Dead: Saints & Sinners
Quest版でも高い評価を得たサバイバルホラーですが、PCVR版ではグラフィックが大幅に向上。ウォーカーのディテールや、世界の荒廃した雰囲気がよりリアルに描かれ、没入感と恐怖がさらに高まっています。究極のゾンビサバイバル体験を求めるならこちら。
- ジャンル:アクション、ホラー、アドベンチャー
- プレイ人数:シングルプレイ
- 日本語対応:あり
⑭ Microsoft Flight Simulator
地球全体をほぼ完全に再現した、究極のフライトシミュレーター。VRモードでプレイすれば、セスナ機からジャンボジェットまで、様々な航空機のコックピットからの眺めを驚異的なリアリティで体験できます。自宅にいながら世界中を旅できる、夢のようなソフトです。
- ジャンル:シミュレーション、フライト
- プレイ人数:シングルプレイ、マルチプレイ
- 日本語対応:あり
⑮ Gorilla Tag
ゴリラになって、腕の力だけで地面を叩いて移動し、鬼ごっこや対戦をするというユニークなマルチプレイアクション。シンプルながら中毒性が高く、直感的な移動方法が独特の楽しさを生み出しています。無料でプレイできる手軽さもあり、世界中で大ヒットしています。
- ジャンル:アクション、カジュアル、マルチプレイ
- プレイ人数:マルチプレイ
- 日本語対応:なし
VRゲームに関するよくある質問
VRゲームに興味はあるけれど、まだ一歩を踏み出せないでいる方のために、よくある疑問や不安についてお答えします。
スマホでもVRゲームは遊べますか?
結論から言うと、現在主流となっているような本格的なVRゲームをスマートフォンで遊ぶことはほぼ不可能です。
過去には、スマートフォンを差し込んで使う段ボール製やプラスチック製のゴーグルが「スマホVR」として流行した時期がありました。これらは360度の動画を視聴したり、ごく簡単なゲームを遊んだりすることはできましたが、現在のVR体験とは根本的に異なります。
主な違いは「トラッキング性能」にあります。スマホVRは、頭の回転(左右、上下、傾き)しか検知できない「3DoF (Three Degrees of Freedom)」という方式です。そのため、その場で見回すことはできても、空間内を歩き回ったり、覗き込んだり、しゃがんだりといった体の移動はゲームに反映されません。
一方、Meta QuestやPS VR2、PCVRといった本格的なVRシステムは、頭の回転に加えて体の移動も検知する「6DoF (Six Degrees of Freedom)」に対応しています。さらに、両手に持ったコントローラーで、仮想空間内の物を掴んだり操作したりできます。この6DoFとハンドトラッキングこそが、深い没入感とインタラクティブなゲームプレイを実現するための鍵となります。
したがって、この記事で紹介しているような「ゲームの世界に入り込む」体験をしたいのであれば、専用のVRヘッドセット(スタンドアローン型、PC接続型、または家庭用ゲーム機接続型)が必要になります。
VR酔いが心配です。対策はありますか?
VRを体験した際に起こりうる不快な症状、いわゆる「VR酔い」を心配される方は少なくありません。これは、視覚情報(VR映像)と、体の平衡感覚を司る三半規管からの情報にズレが生じることで発生します。特に、ゲーム内でキャラクターは移動しているのに、プレイヤー自身の体は静止している場合に起こりやすいとされています。
しかし、VR酔いは様々な方法で対策・軽減が可能です。
ゲーム側の設定で対策する:
- 移動方法の変更: 多くのゲームでは、スティックで滑らかに移動する「スムーズ移動」の他に、行きたい場所を指定して瞬間移動する「テレポート移動」が選択できます。VRに慣れるまでは、酔いを引き起こしにくいテレポート移動を選ぶのがおすすめです。
- 視野角制限(トンネリング): 移動中に視界の周辺を暗くすることで、脳が感じる違和感を軽減する機能です。多くのゲームに標準で搭載されており、効果は非常に高いです。
- 回転方法の変更: スティックで滑らかに視点を回転させる「スムーズ回転」ではなく、一定角度ずつカクカクと視点が切り替わる「スナップ回転」を選びましょう。
プレイヤー側で対策する:
- 短時間から始める: 最初は15分〜30分程度のプレイに留め、こまめに休憩を挟みましょう。徐々にプレイ時間を延ばしていくことで、体がVRの感覚に慣れていきます。
- 体調の良い時にプレイする: 寝不足や空腹、疲れている時は酔いやすくなります。万全の体調で臨みましょう。
- 移動の少ないゲームから始める: 最初から激しく動き回るゲームではなく、その場であまり動かないパズルゲームや定点シューティングなどから試してみるのが良いでしょう。
- 酔い止め薬: 市販の乗り物酔い用の薬が効果的な場合があります。心配な方は試してみる価値があります。
VR酔いの感じ方には個人差がありますが、適切な設定と段階的な慣れによって、ほとんどの人が克服できます。 最初から諦めずに、自分に合った対策を見つけてみてください。
メガネをかけたままでもプレイできますか?
はい、多くの最新VRヘッドセットは、メガネをかけたままでもプレイできるように設計されています。
- Meta Quest 3 / Quest 2: これらの機種には、ヘッドセットの接顔パーツと本体の間に挟み込む「メガネ用スペーサー」が付属しています。これを使用することで、メガネとVRレンズの間に十分なスペースが確保され、レンズ同士が接触して傷つくのを防ぎます。Quest 3では、接顔パーツ自体で距離を調整できる機能も内蔵されています。
- PlayStation VR2: メガネをかけた状態での装着を前提としたデザインになっており、多くのフレームサイズのメガネに対応しています。
ただし、注意点もいくつかあります。非常に大きなフレームのメガネや、特殊な形状のメガネは、ヘッドセットに収まらない可能性があります。また、無理に装着すると、メガネやVRヘッドセットのレンズを傷つけてしまう危険性もあります。
そこでおすすめなのが、サードパーティ製の「度付きレンズアタッチメント」です。これは、自分の視力に合った度付きのレンズを、VRヘッドセットのレンズ部分に直接取り付けるものです。これを使えば、メガネなしでクリアな視界が得られ、装着感も快適になります。メガネの圧迫感やレンズの曇り、傷のリスクから解放されるため、頻繁にVRをプレイするメガネユーザーにとっては、非常に価値のある投資と言えるでしょう。
VRゲームはどこで購入できますか?
VRゲームは、使用するVRヘッドセットのプラットフォームに対応したデジタルストアからダウンロード購入するのが一般的です。
- Meta Questシリーズの場合:
- Meta Quest Store: VRヘッドセットを起動し、ホーム画面から直接アクセスできる公式ストアです。ここからゲームを検索し、購入・インストールします。
- Meta Quest スマートフォンアプリ: お手持ちのスマートフォンに「Meta Quest」アプリをインストールすれば、スマホ上でもストアを閲覧し、ゲームを購入できます。購入したゲームは、Wi-Fiに接続されたヘッドセットに自動的にダウンロードされます。
- PlayStation VR2の場合:
- PlayStation Store: PS5のホーム画面からアクセスできる公式ストアです。PS VR2対応ゲームの専用セクションがあり、そこから購入・ダウンロードします。
- PCVR(SteamVR)の場合:
- Steam: PCにインストールしたゲームクライアント「Steam」からアクセスします。Steamストア内にはVR専用のセクションがあり、膨大な数のPCVRゲームが販売されています。
- その他のPCストア: Steam以外にも、「VIVEPORT」(HTCのサブスクリプションサービスが有名)や「Epic Games Store」など、一部のPCVRゲームを販売しているストアもあります。
これらのストアでは、定期的にセールが開催されており、人気タイトルが大幅な割引価格で購入できるチャンスがあります。欲しいゲームはウィッシュリストに登録しておくと、セール開始時に通知を受け取ることができて便利です。
まとめ
本記事では、VRゲームの基本的な概念から、その比類なき魅力、始めるために必要な機材、そして自分に合ったゲームの選び方まで、幅広く解説してきました。さらに、主要な3大プラットフォームである「Meta Quest」「PlayStation VR2」「PCVR」それぞれに対応する、合計60本ものおすすめ名作ゲームをご紹介しました。
VRゲームは、もはや一部のギークのためだけのニッチな趣味ではありません。スタンドアローン型ヘッドセットの登場によって、誰でも手軽に高品質な仮想現実体験ができる時代が到来しています。
VRゲームの核心は、画面の向こう側を眺めるのではなく、世界の内側に入り込む「没入感」と、自分の身体で直接世界に干渉する「インタラクション」にあります。 剣を振って敵を倒し、自分の手で謎を解き、美しい景色に息を呑む。これらの体験は、従来のゲームでは決して味わえなかった、新鮮な驚きと興奮に満ちています。
また、夢中になって体を動かすことでフィットネスになったり、世界中の人々とまるで同じ場所にいるかのようにコミュニケーションが取れたりと、その可能性はゲームの枠を超えて広がり続けています。
どのVRヘッドセットを選べば良いか、どんなゲームから始めれば良いか、この記事がその道しるべとなれば幸いです。あなたが心惹かれるプラットフォーム、そして「面白そう!」と感じるジャンルやタイトルがきっと見つかったはずです。
さあ、勇気を出して仮想現実への第一歩を踏み出してみましょう。 そこには、あなたの日常を忘れさせ、まだ見ぬ冒険と感動に満ちた、全く新しいエンターテイメントの世界が広がっています。この記事を参考に、あなただけの最高のVRゲームライフをスタートさせてください。